4度目の正直??奥穂アタック②
翌朝。
吹き込んだ雪でテントの入り口の半分が埋まっていた。テントの入り口逆にした方がよかったかな??
なので、テントの中で、ブーツも履いて完全武装。
外はマイナス20度の強風なので、おちおちしてはいられない。
実は昨日はかなりの疲労困憊で、食べ物が喉を通らず、スープやホットスポーツドリンクしか摂っていなかったので、体温が上がらず奥穂アタックはあきらめていたのでした。
撤退すると決めたら、あとは一目散。
朝ご飯は食べたけど、やっぱり疲労が激しくて、血流も一向に良くならない。
何とか稜線の強風帯を抜けて、F沢へ下るルンゼの上部までやってきた。
今回、ファイントラックのエバーブレスシビロパンツを着用していたけど、パウダーガードに留め具が付いていなくて、帰りの激ラッセルで裾がずり上がり、7分丈パンツになってしまい、雪が入ってびしょ濡れになってしまった。
そこでカモシカスポーツに留め具をつけてもらいに行ったら、最近ますますエッジ系の山になってきたねと店長。
そんなエッジ系の稜線です。
この上は毎回ドキドキする。
雪の付き方にも癖があり、均等に付いている時や、どっちかに崩れやすい時もある。
今日は左に崩れやすかった。小さな雪屁は音もなく崩れていった。
蒲田富士ではせっかくだからと、ロープも出して懸垂降下の練習。
いくら良い装備を持っていたとしても、使うべき場所で、使いこなせるだけの習熟は繰り返しの練習が必要だ。
ここは斜めの斜面で、懸垂下降が非常に難しい。箸を操るように出来るまでにはどれだけの練習が必要なのだろう。
帰りの樹林帯では降雪でトレースは完全に消え去り、激ラッセル。常に膝上まで埋まり、時々木の隙間の落とし穴に落っこち胸まで埋まり、雪の中の岩にアイゼンが引っかかっては頭から雪に突っ込み、急斜面では足下が崩れて大量の雪と共に滑り落ち、必死にもがいてようやく脱出したりと、登りよりも下りの方が大変だった。
今回は大量の降雪を見越して、登山口までのアプローチにはスキーを使用した。
これは大正解で、カーボンメガワットがなかったら、帰りも倍以上の時間がかかっただろう。
とはいえ、装備のあまりの重量にカーボンメガワットも埋まってしまい歩くことしかできなかったけど・・・。
しかし、今回の登山では、初の冬山の3000メートル近い稜線(しかもあまり歓迎した天気でない)でテント泊をしたり、厳冬期の3000メートル峰初登頂だったり、アプローチでスキーを使用したりと、かなりのお初が多かった。おかげで、雪山の閾値が一気に上がった。
もはや年末年始の燕登山は裏山のハイキング気分??
吹き込んだ雪でテントの入り口の半分が埋まっていた。テントの入り口逆にした方がよかったかな??
なので、テントの中で、ブーツも履いて完全武装。
外はマイナス20度の強風なので、おちおちしてはいられない。
実は昨日はかなりの疲労困憊で、食べ物が喉を通らず、スープやホットスポーツドリンクしか摂っていなかったので、体温が上がらず奥穂アタックはあきらめていたのでした。
撤退すると決めたら、あとは一目散。
朝ご飯は食べたけど、やっぱり疲労が激しくて、血流も一向に良くならない。
何とか稜線の強風帯を抜けて、F沢へ下るルンゼの上部までやってきた。
今回、ファイントラックのエバーブレスシビロパンツを着用していたけど、パウダーガードに留め具が付いていなくて、帰りの激ラッセルで裾がずり上がり、7分丈パンツになってしまい、雪が入ってびしょ濡れになってしまった。
そこでカモシカスポーツに留め具をつけてもらいに行ったら、最近ますますエッジ系の山になってきたねと店長。
そんなエッジ系の稜線です。
この上は毎回ドキドキする。
雪の付き方にも癖があり、均等に付いている時や、どっちかに崩れやすい時もある。
今日は左に崩れやすかった。小さな雪屁は音もなく崩れていった。
蒲田富士ではせっかくだからと、ロープも出して懸垂降下の練習。
いくら良い装備を持っていたとしても、使うべき場所で、使いこなせるだけの習熟は繰り返しの練習が必要だ。
ここは斜めの斜面で、懸垂下降が非常に難しい。箸を操るように出来るまでにはどれだけの練習が必要なのだろう。
帰りの樹林帯では降雪でトレースは完全に消え去り、激ラッセル。常に膝上まで埋まり、時々木の隙間の落とし穴に落っこち胸まで埋まり、雪の中の岩にアイゼンが引っかかっては頭から雪に突っ込み、急斜面では足下が崩れて大量の雪と共に滑り落ち、必死にもがいてようやく脱出したりと、登りよりも下りの方が大変だった。
今回は大量の降雪を見越して、登山口までのアプローチにはスキーを使用した。
これは大正解で、カーボンメガワットがなかったら、帰りも倍以上の時間がかかっただろう。
とはいえ、装備のあまりの重量にカーボンメガワットも埋まってしまい歩くことしかできなかったけど・・・。
しかし、今回の登山では、初の冬山の3000メートル近い稜線(しかもあまり歓迎した天気でない)でテント泊をしたり、厳冬期の3000メートル峰初登頂だったり、アプローチでスキーを使用したりと、かなりのお初が多かった。おかげで、雪山の閾値が一気に上がった。
もはや年末年始の燕登山は裏山のハイキング気分??
by ygenki
| 2014-01-23 16:08
| 登山、アウトドア
自転車をこよなく愛する日記です。 日常の光景をストレートに書いています。
by 山田元気
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