カテゴリ:山スキー( 59 )

キワッキワのスレッスレ。

アルパインツアーブーツの老舗、スカルパからTLTビンディング専用のブーツが2015年モデルから発売される事が決まったようだ。

名前はF1 EVOというブーツだ。


超軽量で、歩行モードの時の前後の可動域がものすごい。
一昔前のプラスチックブーツなどと比べても全く見劣りしないといわれ、登山靴と大差ない歩行性能を確保したスキーブーツだ。

しかも、歩行モードと滑走モードの切り替えがビンディングにセットするかしないかだけで切り替えられる優れもの。

今までのように操作しにくいうえに時々切り替えを忘れる変更レバーの操作から解放されるだけでも素晴らしい。

これでますますキレッキレな冬山を駆け巡る事ができそうだ。
春山があるというのにもうすでに2015年シーズンを思い描いている。

年末登山では奥穂のサミットプッシュもできるだろう。
もう荒れた冬山は慣れた。
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by ygenki | 2014-03-23 00:37 | 山スキー

濡れゾーキン

またまたウラヒヨワカグリに入っていた。

しかし今回はすっかり暖かくなっていたため、条件の悪い斜面では雪崩発生。
ふと顔を上げたら、今まで見えていた斜面が一変していた。

春先は怖いね。
仙人級の白馬ローカル達もどこから滑り込もうかかなり迷っている様子。
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しかし、恐怖感はきわめて重要な感覚だ。
どこがあぶないか、乗るか反るか。全神経を注ぎ込んで気温、風、温度、におい、ありとあらゆる自然の変化を感じ取ろうとする。恐怖に素直になれるかはとっても難しい。もちろん単なるパニックではない。
斜面の奥には、とてつもない規模の雪庇。
手前の斜面のデブリ風は単なるスキーの滑走跡。
何が危険かどこが危ないか??
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心理的なパズルゲームを組み立ててようやく滑りきった。帰りは
道路をトコトコ歩いて栂池へ。
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パウダー最強のカーボンメガワットもまるで窓に張り付く濡れゾーキンのようなストップ雪に悪戦苦闘。
1センチでもパウダーが乗っかっていれば最高に滑る板なのだが、ちょっとでも固い面が出ると手も足も出ない。
それでも最高な僕の道具達。
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by ygenki | 2014-03-14 15:14 | 山スキー

逆説的

本屋さんでアウトドア系の雑誌コーナーを眺めてみる。

多彩な本があるし内容も様々だ。その中で内容で外れのない鉄板ものはある。

それは山での生き残り方。山でのサバイバルなどなど・・・。ご丁寧に様々な機材の使い方が載っている。
そしてこれが出来れば、死ななかったかもしれない等々。
特にファッション系アウトドア雑誌の物をそろえると、明日にはエベレストにでも登れそうだだけど、冬山では緩んだ靴ひもを締め直すだけでも莫大な労力を必要とする。

ちなみにもし雪山での行程とすれば、
①緩んだ靴ひもを確認。締め直しを実行。
②ピッケル等で支点を作り、安全確保。
③足場の確保のため、ステップ作製。 (蹴り込みorピッケル)
④しゃがんで締め直そうとするが、ザックで体の動きを制限されザックを下ろす決断。
⑤ザックを安全に下ろせる場所の確保。 (蹴り込みorピッケル)
⑥ザックを下ろすため、ストラップをゆるめて外す。下ろす際は転倒に注意し、ザックも確保。
⑦靴ひもを締め直そうとするが、パンツのパウダーカフがぴったりしていて分厚い手袋では外せない。
⑧手袋を外し、パウダーカフをめくり上げてようやく締め直し・・・。と思ったら、アイゼンが邪魔。
⑨アイゼンを外し、ようやく靴ひも締め直し。

靴ひもを締めるという行為にたどり着くだけでもいくつもの
(しかもけっしてはしょる事のできない動作を行わなければならない)
これで一つの体系が出来上がる。

これを低酸素にあえぎながらマイナス15度の吹雪の中で実行しなければいけない。
例えて言うなれば、39度近い高熱でうなされながら靴を履いてひもを結ぶようなものだ。

どんだけ立派な装備を持っていたとしても、それを過酷な環境の中で使いこなすためにはものすごい習熟と、段階を踏んだ行動が必要になる。
必要な時に必要な行動を実行する覚悟が必要になる。

山での冷凍ミンチの作り方って題名にすれば、怖さも伝わりやすいだろうに。

僕は山で死ぬと思っている。逆説的だけど、だからこそ生きて帰る事ができる。
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by ygenki | 2014-03-14 01:01 | 山スキー

三俣蓮華岳でこてんぱん2

雪山での自分撮りは強烈な冷気のせいでカメラの電池は一瞬にして電池切れになってしまうので、あまり出来ないが、今日はとっても暖かかったので落ち着いて自分撮り。
この時点でかなりのフラフラ具合。
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弓折岳の頂上で滑走の準備をする。
最高のスキー板はロッキーマウンテンのアポストール。スタンバイ!!
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そして、これからドッカーン!!と滑り込む広大な斜面。
これほどのスケール感はスキー場ではとうてい味わえない。
ここまでは最高で、ここからも最高なパウダーが待っているはずだった・・・。
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パウダーいただき!!と心の中でガッツポーズしながら飛び込んだ斜面は5秒だけパウダーを楽しむ事が出来た。
50メートルも下ると、斜面はとんでもない事になっていた。
何しろ暑い!!半袖短パンになりたい程の猛烈な暑さに一瞬で汗だく。

斜面は当然の事ながらビタビタ。しかも単なるビタビタではない。
ついさっきまでフワッフワだったパウダースノーが溶けるか溶けないかのギリギリのラインでたっぷり水を吸い込んだモンだからたまらない。

まるで濡れゾーキンだ。

絞れば水がしたたり落ちる雪は猛烈な重さで板が沈み込んでしまう程。
おまけにべったりした雪が絡まりターンもまともに出来ない。
これがザラメ雪であれば快適なクルージングであろうが、とんでもない事になったと思いつつ、20メートル下る毎に足がパンパンになり、一息ついてはスキーに乗っかった漬け物石のような雪を払い落とす。

さらに追い打ちを掛けるように5~10センチ下の弱層は小さなスラフを起こすので以外と手こずった。

雪面は下れば下るほどビタビタになり、ついには、雪面に水の流れたような縦溝まで表れはじめた。
まるでシャーベットだ。
奮闘努力の末、1.5メートル近く雪が積もった橋まで降りてきた。橋には降雪の記録が残されている。
いくら下の方は圧縮されているとはいえ、こないだの大雪がいかに凄まじいものであったかがよくわかる。
上の10センチ程度の比較的新しい雪が今回手こずった新雪だ。
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わさび平の小屋は1階部分が完全に埋まっていた。
屋根にはいったい何十トンの雪が載っているのだろうか。
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ここまで来るともはや春。

岩の隙間からは春の森の香りが漂い始めていた。
そして相変わらずの靴擦れの痛み耐えながらたどり着いた新穂高ではカモシカが、春の光を浴びてみずみずしい色に染まった若葉を食べていた。カモシカも嬉しそうだった。
そして、およそ14時間のスキーツアーが終わった。

久しぶりの完全燃焼で、家に帰ったらそのまま布団に倒れ込んでしまった。

完全に叩きのめされた形になってしまったが、良い勝負が出来た。
厳冬期の北アルプスはそうそう甘くはない。
次回は双六岳を落とせるだろう。
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by ygenki | 2014-03-01 01:43 | 山スキー

三俣蓮華岳でこてんぱん

ぐうの音も出ないほどこてんぱんにやられた感のある今回の三俣蓮華岳アタック。

条件は最高。寝不足を防ぐために2連休というとてつもなく豪勢なスケジュール。
とは言っても連休初日は、愛すべき友人達と栂池を滑りまくり、仕舞いには
「あまり無茶しないでこれぐらいにしておこう」
の一言で我に返る始末。

いかれた私の山事情を、程々なところで人間らしくつなぎ止めてくれている服部山クラブのみんなには感謝しきりだ。

休息も十分にとり、朝(笑)の1:30に新穂高を出発。

暗闇の中を登る。今回登りの大半が暗闇の中だったので、登っている最中の写真はほとんど無い。
空には満天の星空。開けた場所に出ると、月明かりは無くとも思いの外明るい。シシウドヶ原辺りの雪原ではヘッドライトを消して登った。

吸い込まれそうな、ゾッとする程の果てしなく煌めく星空には無数の流れ星。

登山の楽しみの一つに、人間の本来持っている能力を引き出していく楽しみがあるが、それ故に道具に頼りすぎる道具ありきの登山はどうにもしらけてならない。
もちろん命がかかる場面も多くあるので持つならば最高の物を持ち、目隠ししても使いこなせなければ意味がないが・・・。

それに道具に頼る登山には、恐怖を倍増させる効果もあるようだ。

ヘッドライトを点けると、目先の小さな段差を見つける事は出来るけど、周囲を大きく見晴るかす事はできない。つまり光の当たる範囲までが自己のテリトリーで、それ以外は全くの異世界だ。

クレバス?幽霊?雪崩?宇宙人?野生動物?

山の中ではちっぽけで頼りないヘッドライトの光と宇宙まで通ずる暗闇を無理矢理隔てようとするから恐怖が倍増する。
だったら自分の存在を暗闇に溶かしてしまった方が、よほど面白い。

だから朝日が嬉しい。
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素敵な場所で朝日を迎える。眺め最高。
一気に暖かくなり、あまりの気持ちよさに眠ってしまった。
何かの夢を見てハッと目が覚めた。冬山でも風さえなければザックにもたれかかってこの上なく贅沢なお昼寝??を堪能できる。

しかしここからがきつかった。

フカフカのパウダーとカリッカリのアイスバーンが交互に出現し、その度にアイゼンとスキーを付け替え、そこにラッセルも混じり、スキーのシール登高になったかと思えば、シールも効かないほどのキメの細かいパウダースノーの5センチ下にはカリッカリのアイスバーンと、めまぐるしく変わる雪面に疲れ倍増。

1メートル上のテラス状の場所でアイゼンに付け替えてと思ったら、氷化した箇所に乗っかってしまい崖に向けてスパーン。雪面に倒れた時には、カーボンウィペットを刺していた。まるで宙ぶらりん。スキーが邪魔して足は使えないので、腕力だけで安全な場所まで移動。久々にドキドキした。

そして奮闘努力の末に弓折岳山頂。笠ヶ岳方面を眺める。
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こちらは双六岳南方方面。
まるで山が発するオーラのような雲がとても美しい。
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今回は三俣蓮華岳を目指すが、かなり一杯一杯。
でもここまで出張ってチャレンジせずにシッポ巻いて帰れるかコンチクショー!!まずは双六岳を目指して歩き始めるが、快適なはずの稜線はあちこちでクラストした雪面が割れ、その度に落っこちては這い出しを繰り返し、ヘトヘトに・・・。
双六小屋が眺められる丘の上に腰掛け、体温を上げにくくなっている体を実感した。およそ登りで10時間を超える行程はかなりのダメージだ。時間的には余裕があるけど、低体温症の前段階でもあるので、ここは退散。写真を撮りながら帰る。
これは樅沢岳方面かな?
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雪のお盆に載った槍ヶ岳。
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さて続きはまた明日。
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by ygenki | 2014-02-28 02:33 | 山スキー

栂池BCスキー

山スキーの限界に挑みかかりたい!!

もちろん日帰り!!
行き先は、北アルプス三俣蓮華岳!!

新穂高からの入山だ。厳冬期の三俣蓮華岳ならば相手にとって不足はない。

しかぁ~し天気が悪い。積雪が莫大。この災害級の積雪の中そもそも新穂高まで行けるのか?

最近の怖いもの集は、地震 雷 火事 雪崩!! おまけのホワイトアウト。

とまあ出発前は、いろんな恐怖にチリチリ焦がされる訳です。

記録だけ見ると、一見めちゃくちゃな僕の山行ですが、ほとんどが単独行動という事もあり、実は結構小心でビビリなチキンなので、自分の限界を大きく飛び越えてしまう今回のような計画の時は、恐怖に焦がされてチリチリ。

この辺りが単独行の弱いところだけど、そのチキンハートのおかげで大きな事故もない。

予報では天気は悪い。今回は三俣蓮華岳はパス!!
かわりに前売り券を持っている栂池バックカントリーに行く事にした。

行き先はウラヒヨワカグリ。何のこっちゃ。
ウラヒヨワカグリはガイドブックなどには載っていないみたいだけど、白馬のバックカントリーエリアでは超のつくメジャーなコースのようだ。

栂池のゲレンデの一番上からシールを付けてスタスタ。
電光石火のアポストールのおかげで鵯峰を通り過ぎて、お腹が空く間もなく天狗原の縁まで瞬間移動。
ガルモントのコスモス、RMUのアポストール、ディナフィットのラジカルSTは雪山最強の移動手段だと思う瞬間だ。

しかし景色は超絶景。しまった、これなら三俣蓮華・・・。
まあこれも冬山だ。
女心より複雑な冬山の天気に翻弄されつつも、その時の判断は間違っていなかったと信じてパウダーを頂きます。
今日という日を楽しもう。何たってこの絶景だもんね。これならどこに行ったって間違いなく楽しい。
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しかし、ウラヒヨワカグリは私の期待を裏切らなかった。
むしろ期待を遙かに超えた。とてつもないパウダーが待ち受けていた。
最初の天狗原の縁から滑り込む。
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思わず自分の滑った跡を見てニヤニヤしてしまう。

その後ワカグリまで登り返すが、途中でガスってしまった。ガスの中、ミスコースしてしまった白馬ローカルズと合流して無事登り返し。

ここからのパウダーは未体験ゾーンだった。まるでダウンのような全く重さのないパウダー。
無重力のような浮遊感にしびれまくってしまった。
ゲレンデに戻れなくなる人の気持ちがよく分かる。

下まで降りてからは、協力しあった白馬ローカルズの車に荷物共々田舎積みでお邪魔して栂池へ。

余韻に浸りたくて、ゲレンデを滑るが、ゲレンデもゲレンデで良いものだ。
良い一日だった。
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by ygenki | 2014-02-19 23:30 | 山スキー

栂池高原BCスキー

普段は一人でバックカントリーに入ってばっかりだけど、今回は久方ぶりの大人数。
中島さんのガイドツアーにバックカントリー初体験??のIちゃんと共に参加してきました。
スキー板は、RMUのアポストールにしようか、ブラックダイアモンドのカーボンメガワットにしようか悩んだけど、今回はパウダーを期待して、カーボンメガワットをはいていく。
大人数でワイワイ行くって、楽しいねえ。栂池高原スキー場の最上部から登りだします。
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最近は、緊張感MAXなビリビリくるキワモノ系の山ばかりだったので、みんなとゆるく楽しめるって、それだけで嬉しい。しかも景色最高。
早大小屋の脇から稜線を目指して登りだす。
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ダケカンバの白と、どこまでも青い空のコントラストがたまらない。
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山頂からの絶景だけが全てではない。
思わずため息が出る。
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そんな素敵な風景を堪能しながらゆるゆると登っていく。
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親沢のパウダーを堪能した後は、再度登り返す。
斜度が少なく、何ともメローな登りです。
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名もない1600メートルぐらいのピークから
滑り込む。下部に崖があるようで、懸垂下降の準備もします。ハーネスを全員装着!!
これで、緊張感が一気に上がるね。
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スタンバイ!!
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どこまでも気持ちの良い斜面を滑り、最後は不思議な建造物でゴール。
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最高な一日を過ごす事が出来ました。
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by ygenki | 2014-02-13 00:10 | 山スキー

厳冬期槍ヶ岳日帰りスキーツアー②

飛騨乗越しまでの最後の200メートルはかなり手こずった。
雪面が堅く硬化し、シールだけでは登り切れない。一瞬シールが全く効かず、滑らかな急傾斜を滑落しかけた。しかし、秘密兵器カーボンウィペットのおかげで、瞬間滑落停止。
カーボンウィペットに関しては、また後日ブログに乗せたい。

そこで、カリッカリの斜面用の必殺クトー。
クトー先生たのんますぜ!!とガシガシ登る。しかし、いよいよ最後の100メートルではクトー先生もお手上げ。そこでスキーは担いで、最終兵器アイゼン登場。
雪山では、思考を伴う行動と、細かい指先の動作が非常な苦痛となる。そのためスキーをバックパックに付けて、アイゼンをスキーブーツに装着するだけでもものすごい重労働だ。
強風にスキー板があおられ、フラフラしながら登ると、ついに槍ヶ岳登場!!飛騨沢からは全く山容が見えないだけに衝撃的な登場の仕方だ。
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小屋の脇に全く風の吹き込まない無風地帯があったので、そこにバックパックやスキーをデポし
(とは言っても何があるか分からないので、小屋の柱にくくりつけるけど)
アイスアックス2本でアタック。槍の穂先への道は、大半の雪が強風で吹き飛ばされていたけど、それでも残っている雪は強敵だ。強風に磨かれ、スプーンカットされた雪は、すでに雪だか氷だか分かったモンじゃない。カッチカチの雪壁だ。でもアイゼンを蹴りこめばちゃんと刺さる。アイスアックスを打ち込めば、しっかり効いてくれるので実は安心して登れる。ただ、雪のないところも多いので、雪壁登りと言うよりもミックス壁のドライツーリングでないかい。

最後のはしごの最後の一手まで気を抜かずに登り切ると、山頂。
嬉しいねえ。冬の槍ヶ岳(そもそも夏場ですら)日帰りワンデイって常識の範疇から越えたことなのに、
こうもあっさり達成できる。
それに引き替え、奥穂高岳の何と手こずることか。標高差なんて、10メートル程しかないのに・・・。
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常念と富士山と松本。鉢伏山がただの丘に見えてしまう。
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穂高連峰さんコンニチワ。
今に厳冬期登りに行くので待っていなさい。
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登ってきた道を振り返る。
さっきまで覆い被さるようにせまってきた山々が今は遙か下の方。
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祠と一緒にパチリ。強風のため完全防備です。
登頂を達成したので、即撤収と思ったが、高曇りで眺めは最高。
山岳気象的には、そよ風。厳冬期にこんなに天気が良い日なんて、滅多にあるモンじゃない。
下山するにはあまりに惜しい。カメラを仕舞って、しばしこの時間と戯れることにした。
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さあ下山だ。こっからは快適なスキーダウンヒルと思いきや、当然のっけからカリッカリのハードバーン。
エッジを効かせ、吹っ飛ばされそうになりながら下っていると、恐れていたモナカ地帯に突入。
昨日の暖かさで、表面2センチが融けて、カチカチに・・・。しかし、中は当然パウダー。
かくして、外カリ中フワのとんでもない雪面に手こずりながらなんとか下まで降りてきた。
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宝の木の下では、一瞬ガスに包まれた。
大地と空の境目があやふやな、幻想的な風景がたまらなく美しいが。写真に上手く表現できないのが何とももどかしい。
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下まで降りてくると、斜面は緩くなり、ブッシュも多い。
こうなるとスキーは高さの運動エネルギーを用いた、パズルゲームの様相が強くなる。
いかに高さをキープするか、ブッシュと岩でのロスをいかに少なくするか。
いきなりものすごい頭脳ゲームになる。
罰ゲームは、冷たい谷川へのポチャンが待っているので、失敗は許されない。
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必死で藪こぎ。もっともはなっからシール付けてメインルートまで登り返せば良かったのでが、
半分意地??でスキー付けたまま悪戦苦闘していたので、ずいぶんタイムロスしてしまった。
しかし、白出まで降りるとあとは楽チンだ。
トレースのおかげで、もはやジェットコースター一瞬で新穂高までたどり着いてしまった。
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今日も完全燃焼出来た良い一日だった。
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by ygenki | 2014-01-26 16:05 | 山スキー

厳冬期槍ヶ岳日帰りスキーツアー①

春先には槍ヶ岳に登っていたけど、厳冬期は今回が初。深夜2時半に新穂高を出発する。

夜中は風も少ないし、冷え込んでいる。安定した気象のおかげで雪崩の心配が減る。
その間にガンガン距離と高度を稼ぐ。
夜の滝谷で一休み。でも滝谷は悲劇がたくさん生まれる場所でもあるので、何となくうすらさむい。
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槍平小屋で薄明かりになってきた。
避難小屋で足のまめに絆創膏を貼り、装備のチェックをする。
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そんな槍平小屋。
冬季小屋は雪に埋もれ、本来2階部分にある入り口と同じ高さまで雪が積もっている。
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槍平小屋の前はだだっ広い雪原。とっても気持ちが良い。
ウサギだろうか、足跡がポツン。
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谷筋から上がってくると、少しずつ眺めが良くなってくる。
遠くには涸沢岳西尾根も見える。
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ちょっと大きくしてみる。
写真では何のこともない大したことのない尾根だが、奥穂高岳は4連敗中。
4回目の挑戦で尾根だけはようやく登り切ることが出来た。
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大喰岳西尾根の末端にある大木宝の木。
夏は藪に覆われて何が何やらちっともだけど、冬場はよく分かる。
確かに森林限界にある木としては巨大だ。
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さらに高度を上げると、笠ヶ岳方面の山が美しい。
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正面を向けば、槍ヶ岳山荘。人がいたらはっきり判別できるぐらいの距離だ。大したことはない。せいぜい500メートルぐらいか・・・。でも、この500メートルが長いんだなあ。
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厳冬期槍ヶ岳日帰りスキーツアー②へ。
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by ygenki | 2014-01-26 15:06 | 山スキー

八方BCツアー。

八方BCガイドツアーに行ってきた。
最初は槍ヶ岳日帰りでも・・・。なんて話していたけど、ツアーの予約が入ったので、急遽ガイドツアーに変更。

車をデポして八方へ。

しかし、ゴンドラ乗り場に行ってびっくり。

ここはヨーロッパか??と思う程のニュージーランド人??オーストラリア人??がわんさか。
たまの日本語を聞くと、なんだか懐かしくなってしまう程。そして、上まで行って、さらにびっくり。
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バックカントリーな人達がてんこ盛り。
まるでハイシーズンの登山道??
丸山ケルンの下も蟻の熊野詣かと思うほど。
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我々3人もシールつけてえっちらおっちらハイクアップ。
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こちらガイドの中島さん。
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やま工房
のガイドさんで、高度な技術を見て学ぼうとしたけど、早いのなんの。
ザックをおろしたと思ったら、もうシールをつけてスタンバっている。
行動に無駄や迷いが無くて早い。
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こんなところにばかり行き始めたら、なかなか普通には戻れない。雪山のルールはいたって簡単。
生きて登って生きて帰る。そして山を汚さない。だから四方八方へ飛び散る一般社会ではもてあそんでしまうようなデタラメな欲望に際限が無くなる。

崩沢にて。
あまりのスケール感にしばしたたずんでしまうが、雪崩が怖いのでサッサと移動。
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今回は、頂上も踏まないゆるいツアーだったので、午後は結構のんびり。
奥穂高岳にリベンジするために、刃物をカンカンに研いでみた。
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by ygenki | 2014-01-16 01:56 | 山スキー


自転車をこよなく愛する日記です。 日常の光景をストレートに書いています。


by 山田元気

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